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〜ねたばれについて〜
ごく一部のセリフの感想?しか言ってないので未プレイ者はわからないだろう、
ねたばれはしていないだろうと予想。

令和初&レビュー30本目「MOON.」うつレビュー

〜はじめに〜
昔はおちゃらけた明るいR18ばかりやってきて、
当時初めてシナリオ重視のR18をやった。
それが
「MOON.」…衝撃的だった。
ドッペル郁未初登場シーンで、マウスクリックがしばらく止まったほど。

イヤなことを意図的に思い出して心を強くしようとしたために、辛い人生になったのはこのゲームの影響(詳しくは後述)
その後
CROSS†CHANNEL「弱くっても、いいんだよ」と知ったが…知るのが遅かった。
さらに
Rewrite「弱さも突き詰めれば、それは強さです」って感じのセリフがあった。

今回はまじめに書いてたりする(一部除く)
今後の自分のためのメモかも知れない…

〜プロローグ〜
女主人公「天沢郁未」は母のかたきを討つために、母が最後にいた教団に潜入(入信)する。
そこで母怪死の手がかりを探すとともに、精神を鍛える修行を始める。

1日目
晴香「真実はいつも過酷だもの」
由依「
思い出さないままいた方がいい真実って、あると思いませんか?」
郁未「ただ真実を
知りたいだけ。それが目的」

晴香は認めている。
辛いことを。※後で心が弱いことがわかる
由依は逃げている。過去から。
郁未は求めている。正確な情報を。

2日目
「精神にかかる負荷が大きすぎるということです」
「精神の鍛錬を行うための機械です」
「精神に
直接負荷をかけ、強化を計るものです」

「イヤなこと」を一時的に体験するので、
安息日もある位「ELPOD(エルポド)」は酷いものだったりする。

>私は晴香の性格を少し誤解していたようだ。
>どんなことでも言い合える強い女の子、
勝手にそう思いこんでいた…。

晴香は弱かった…
こんなふうに、性格を勘違いされると困ったりする。

3日目(第一段階)
ここからはELPOD中心で執筆。やはり強烈だった。

…あなたの痛み。
…悲しみ。
…苦しみ。
…不快な気持ち。


これらに耐え切れなかったら精神強化などできない。
BADENDになる。
郁未は本当に強くなる才能があるな…

選択肢「告白する」
告白しようにも、イヤなことには
「いいわけ」ばかりしたくなる…

>人間は忘れることで生きてゆけるのよ…

やがて、時間が解決することがある。
どれだけの時間がかかるかはわからないが。

>私はなにも覚えていない。
訓練が終わるとこうなる。

4日目(第二段階)
…思い出して欲しいのは、痛み。
…それだけ
よ。


まるで拷問のようなドッペル(もうひとりの郁未のこと)

5日目(休息日)

6日目(第三段階)
…そしてまたあなたは傷ついた
それは経験よ。傷ついたって、ちゃんと強くなってゆける。
…そう。強くなってゆくのよ、あなたは。


少し優しくなったドッペル?

7日目(第四段階)
「ELPODの癒し」先 輩 実 況(笑)

…おぼろげに思い出した痛みじゃ意味がないもの。
…だってすでにあなたの中でその痛みは薄れているのよ。


白黒はっきり
しないといけない!
しっかりと
決着をつけなければ!
そんな感じの主人公が
「さよならを教えて」にいた。

…すごく愚か。あなたはすごく愚か。
…そう。あなたはそうやって認めてゆくことで自分を救っていくの。


なんやかんやでツンデレみたいなドッペル。

8日目(休息日)

9日目(第五段階)
…でも運命は変えられない
…同じことを繰り返してくればいい。


ループ物の作品思い出した。ループ物なら運命を変えるけど…

10日目(第六段階)
特に書くことなし。

11日目(休息日)

12日目(第七段階)
>私は何も望まない
>私は現実に戻る。


「えろげなんかせずに外に出ようぜ!」
って言ってたゲームがあったような。

この後も20日目まで続くが、書きたいことはここまで。
「どんな結果にせよ、この件に関しては終わったのだ。」
以上、
MOON.で印象的なセリフアーカイブ(?)でした。

おまけ1・フルボイス版で変更されたセリフで「酷い」もの

変更前
「もしかしてあなた、頭おかしい人なの?」でキレるドッペル。
変更後
「もしかしてあなた、バカなの?」でキレるドッペル。キレるのが早すぎる!この表現は失敗だと思う…

おまけ2・ゲーム内容とはあまり関係ない話
「MOON.は善か悪か」

なぜこのレビューは「ELPOD」に偏っているのだろうか。
それは筆者のトラウマだからである。
「過去の醜態を思い出して精神強化をはかる」
これを真に受けて、自分も積極的に過去のイヤなことを思い出し続けて、辛い人生になってしまった。
このゲームと出会ったのは98年。その頃から自分の性格が一部変わった。
今までは「辛い過去はすぐ忘れる、逃げる」のが普通だったのに、
このゲームをプレイしたら心を強くしたいがために、自分も郁未と似たようなことをした。
「辛い過去を積極的に思い出す」
言葉にするのは簡単だが、そんな考え方になってからは辛いことが増えたと思う。
イヤなことが立て続けに起こった時代もあった。一時的に廃人っぽくなる位には。
しかも初めて「心が弱くてもいい」とCROSS†CHANNELで見たのは2010年。実に12年後。
それでも長いこと「イヤなことを忘れなくする」状態だったので、そのセリフを聞いても中々変われなかった。
それだと今までの自分が…実に無意味なことを意識し続けたと認めなければいけない。
しかし去年あたり(2018年)に「精神は鍛えられるが心は強くできない」と言われ、ようやく自分の間違いに気づく。遅い。
「イヤなことを思い出す自分が嫌い。でもこれからは好きになれるよう生きていきたい」
郁未の精神が弱かった頃はずっと辛い状態。でも最終的には強くなったから自分も救われると信じたい。
こんな性格に変わるほど影響を受けた「MOON.」。その奥深さはずっと忘れられないだろう。