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同人作品「暗い部屋」
鬱あらすじレビュー


※今回は親切丁寧に、分かりやすくねたばれやってます!
プレイ時間は短い方なので、クリアしてから見た方が良いのは一目瞭然w
未プレイ者の衝撃を潰す恐れがあります…!(2018年6月現在、ネット通販の一部で在庫あり)
※しかしドロドロした作品なので、あまりおすすめするような事はできません(汗)
自己責任でどうぞ(滝汗)

―気がつけば手を握り締めすぎていて、手のひらに爪跡があった。ちょっと痛い。

[商品情報]
2010年作品(2009年に出版停止になった小説のゲーム化)
\2000(税込)
箱:トールケース
ピクチャーレーベル(0001と0002で違う)
誰も使わないような壁紙入り
ディスク容量:614MB(でもDVD)
修正版ディスクあり(修正ファイルなし)
ディスクレス可能
画面サイズ:1024X768
セーブ数:3個(少ない…)
選択肢なし一本道
声なし(声入りBGMはある)
セーブデータロード時「背景が黒一色になる」バグあり
クリア後特典:音楽鑑賞のみ
ダミーの「savedata」フォルダあり
プログラム:吉里吉里2

―楽しいだけがゲームじゃない。※くそげーではない

なかなか買おうとしなかったが、売り切れた事があったので慌てて入手。
再販されたときは特典小冊子のためにまた入手。
恐らく、バージョン1.0(中古)と1.1(再販)どっちも持っているはず。
(再販の方は未開封なのでまだ分からない)
変化が少ないらしいので、1.0の方をいつかプレイするつもりだった。

「鬱になると鬱ゲーやりたくなりませんか?」
辛いときどうしよう、と思ってたらこんな文を思い出した。
「明るいゲームやると、かえって鬱になる」
確かに「毒にも薬にもならないような平平凡凡な学園恋愛物」は嫌かも?
そっちプレイ中だったが一旦休み、すぐ復帰できるよう「短めの鬱ゲー」を検討した。
(Q.プレイ中の学園恋愛物とは?A.「Canvas2」。)

真っ先に思いついたのは「さよならを教えて」だった。
やっと\2160という安価で入手できて印象的だった。
しかし「もう購入不可能だろう」と、プレイ動画でねたばれ見てたのでインパクト薄そう…
(改めてさよ教情報見てみると、カラシが辛かった…>_<)

クリアした事のある「沙耶の唄」「雫」「終ノ空」「MOON.」「Dark Blue」も弱そう(どれも短い鬱ゲーのような物)
まさか「暗くて短い」ってイメージで「VIPER-F50-」まで出てくるとは(笑)
どんなに陰湿でも「特撮物」という現実離れしたのも嫌だなぁ、となんとなく思ったw

一言:桂さんソニアでは散々だったけど、アクアプラスに行けて良かったね!(何言ってんだ)

他にも色々あったが「選択肢なし」でサクッとできそうな本作品に決めた。
初夏の5/18からプレイ開始。黙読ばかりしてたのでトータル八日かかった。
プレイ時間は調べなかったが「終わりそうで終わらない」と感じる事もあった。
(最後までコンフィグいじらずに終わらせた。珍しい…)

黙読時、ルビふってないキャラ名を予想して読んだ。
主な役  名前
主人公  精太カ=せいたろう
ヒロイン 季衣子=きいこ?
姉    寿子=(読めなかった。「寿ちゃん」を「ことぶきちゃん」と読む始末w絶対違うだろ!)
妹    耀子=ようこ?
父    謙治=けんじ
兄    英=えいw(プレイ後「ひで」と思った)
祖父   曾=(読めないので飛ばしたw)

唐辺さん…というよりも瀬戸口さんの部屋へようこそ!!
「Piaキャロットへようこそ!!」みたいに(やめろ)


[軽くねたばれ]

物語の鍵となるのは、あの姉妹。
特に押川耀子(きっぱり)いい部分もあるにはあるが…
彼女があんな性格じゃなかったら、こんな不幸な話にはならなかったほど影響している。

ちなみに姉の死から崩壊が始まって、姉の性癖で妹が…という意味では、
二人は永遠に繋がっているような気さえする。
(姉の死で精太カを引き取りたくなって、家庭内が悪化し、最後は姉の過去で…と関連性がある)
パッケージの女性は…あの顔は耀子かも?

物語の進行も耀子メイン。
1.精太カを押川家に入れる
2.防毒マスクをきっかけに嫌い始める
3.娘を近所のF校に行かせようとする(無意識にいじめに繋がる)
4.精太カを日野の家に預けたくなる(追い出したい)
5.過去、耀子がすぐに家事をやめてゴミ屋敷になった事がある
6.英の子供堕ろせばいいのに(心の声)
7.また学校に抗議しないと!精太カは追い出し決定
8.父も姉も夫も恨む
9.後で夫が絶望する

これら全ての「家庭が変化していく」展開は全て、耀子による物。
そんな目にあっても、子供達は幸せを求めてさまよう物語…なのかも。
上記は話をシンプルにまとめた物。次からはガチでねたばれ長文説明。お覚悟をw

[序盤]
【序/一】

どんな作品も鬱状態でやると、大概つまらなく感じる。
最初(体験版部分?)は「死体の説明つまらん」と共感できなかった。
(ちなみに主人公の母の死因は最後まで不明のまま。いつか説明あると思ったけど…
あっ、「急性心不全」って今分かった!)
むしろ通院したとき、待ち時間に「テイルズオブファンタジア」の小説読むと、
そっちの方が面白かったという…でも家ではゲームがいい(?)

しばらくは飛ばし読みだったが、やがて黙読状態になり読むのが遅くなる。

[本編]以下、一部引用。
【一】
>祖父の家には行きたくなかった
複線はやっ!

【二】
>始まりの日からのことを全て話します
>疲れ切ってしまったんです


つまり、過去話をするスタイルになっている。
疲れた理由も気になる(最初は主人公が疲れさせたと思った)
ここらへんから丁寧に読み始めた。

【三・1】
(最終的には勝ち組の)兄と会話。

>言葉は意図せぬ情報を相手に伝えてしまう
>お前は自分の守り方をよく知らなそう
>おれの質問に簡単に答えすぎ
>あれは良くない


これは憶えておくべき。
これを知らなかったから筆者は鬱になっているような物?だし。

【三・2】
「マスク付けてごめんなさい」

異様な出来事があっても、割とあっさり解決。
なんか、あまり内容暗くないぞ…?
日常が早く暗くならないかなー?
そこそこ明るいと困る(笑)
早く夏が終わってほしい!

…って最初に思った感想は滅茶苦茶だったりする(あまりメモしてないが)

一応、夜は部屋の明かり消してプレイしてみた。
読んでて共感できる事もあるけど、基本鬱で辛い。
とにかく物語に没頭するのには時間かかった。

うわ!メモリ1GBのXPでテキストずっと書くとメモリ不足で保存できなくなりそうだった!!
これだから中古は…これからは7で書こう。異音がうるさい可能性があるけど…
(やっぱ却下XPで執筆続行w)※ゲーム自体はこのXPで最初から最後までプレイできている

【四】
一週間後。
できるようになったので無意味にTVをつけたり消したりして、
周りを確認してニヤニヤ笑う精太カ。
ここから主人公が狂っていくのか?
…そんな事はなかった。

>無邪気にはしゃぐ子供と、少し疲れた笑顔を浮かべる母親の間に流れる空気感が、なんとも言えず厭でした。
>帰り道に我慢が出来なくなり、食べたばかりのものを吐いてしまいました。


精太カ嘔吐シーンは「これ一つだけ」。
後は「どんな事があっても」吐くほどじゃないという…

【五】
季衣子の供述でいじめ描写があった。
前にあったリストカット描写と共に「べつに暗くならないな」と思った。
これぐらいなら他の作品でもあったりするので。

「制作した木製のペン立て」破損事件を見た。
真剣に作った物を傷つけられるのは堪える…
学校で作った物を展示されると、傷つけるチャンスは放課後とかにあるので余計にへこむ。
似たような事あったなぁ、とちょっと鬱。しかしまだ甘い(?)
ちなみにこのペン立ては、最後まで捨てられない重要アイテムのようである。

【六】
防毒マスク装着姿を叔母に見られた後、嫌われ始める。
精太カ『マスクを被れば心が落ち着く』※失声症のため筆談
叔母「落ち着かないなら病院に言った時にそう言って頂戴。薬を変えるなり増やすなりしてくれるでしょう?」

そして「二度と被るな」とまで言われる。こっちも重要アイテムである(くどい)

【七・2】
精太カ、ネットをやってみる。

>猟奇殺人だとか、大量殺人だとか、物々しい文字の躍るWEBサイトが表示されていた
>凶悪殺人犯みたいだと言われたので、どういうものか調べていた


ここで狂い始めるか!?
…やっぱり違った。
それよりも他のサイトが…

>彼のマンションでの事件を扱ったニュースと、それについてのユーザーのコメントが表示されていた
>見るに耐えない酷い悪口や、関係者への憶測が並べられ、また、根も葉もないでたらめをまるで知っているかのように書いている人もいた
>当事者が見てしまった

精太カ(これは、ひどすぎる…口が悪すぎる。封印した方がいい)

もうあまりにもショックで、言い訳でもないとやってられないかのような絶望感が…
※あくまでもイメージです

>お母さんは悪くないんです
>僕の体が悪かったから、仕方なかったんです


でも、それでも精太カは意外と冷静なままかも知れない?(最初だけ慌てた)
※この時は季衣子視点なので、精太カの心情は不明

【七・3】
いっぽう そのころ…
季衣子は、いじめの可能性がある近所のF校が嫌なので遠くの学校に行きたがる。
「母のせいでいじめが続いた」と言い出せなかったので、三者面談で初告白。
しかし母は…

「これ間違ってるわ。こんな学校、受けないでしょう?」とか
先生の「F校ですか? 季衣子さんの成績なら充分狙える範囲だとは思いますが」で即
「じゃあ、F校にします」と本人無視。お母さんっ!!(激怒)
「ここもF校と同じくらい良い学校よ? 私ちゃんと調べたんだから。資料を見れば、お母さんもきっと気に入って……」と本人。
「駄目よ、駄目。絶対に駄目!」と母。

自分以外を不幸にしかねない母に「なんだこの年増はぁ!」と思う事請け合いである。

複線発見。
>お母さんは、私以上に嫌いな人を避けます

【七・4】

夏休みスタート。
精太カ、マスクを叔母に隠されて過呼吸に。
隠した相手は

>子供の一番大事な物を奪うことで、思い通りにコントロールしようとしている
>昔からそういうことをやる人だった


とにかく「耀子は色々ひどい」描写が多かったりする。
娘が「隠したでしょ!?」と言っても
「知らないわよ」

…これでサブタイトルが
「ウソつきはママのはじまり」ってゲーム名思い出したけど、
ぴったりだったなぁ…(?)
あと、マスクって水色だったんだな。

>ビニール袋を拾い上げ、彼の口元に当てがった
>本人の吐いた息を吸わせるといい


実はこの過呼吸対策、間違っていたと最近知った。
「息を二秒吸って、七秒吐く」だったっけ?
鬱は過呼吸も引き起こしたので、頻繁にやる事になった…

親子喧嘩スタート。
>こんな風に救急車なんか呼んだら、近所の人も、精ちゃんが何かおかしなことをするかも知れないって、不安に思うかも知れないわ
>サイレンの音なんかよりお母さんの訳の分からない宗教の方がよっぽど気持ち悪いと思ってるよ


「薬は毒」という宗教があった※昔の話

>風邪をひいた時、病院の薬を信用出来ないって捨てて、お母さんの先生が勧める訳の分からない薬を飲ませる

とにかく責める娘。
>お母さんが人間に見えなくなる
>お母さんを昆虫みたいにしか思えなくなっちゃう


いいぞー!もっと言ってやれー!
…しかしここで娘の攻撃一旦停止。
でも、ひどい口論はまだ続く。

娘「家事だって殆ど私がやってる」
母「私が頼んだ訳じゃない」


母親失格だと思う。
しかし、それでも母であってほしいと思う娘は

>私だって、毎日お母さんの手料理を食べて、お母さんが掃除した部屋で眠って、お小遣いをねだったりしたいのよ! 当たり前じゃない。だって、私はまだ中学生なのよ

でもやっぱり喧嘩なので
>お母さんだってちょっとは苦しめばいいのよ!
>……育て方を間違えたわ


何も解決しないまま喧嘩おわり。
「やるせない」ってこんな感じなのかも…

【七・5】
家出しようとする季衣子を引き止めるとき、声が出た精太カ。
ついに失声症が治ったどー!ピンポーン!ワアァァァ!!by.SWAN SONG
…かといって平和になる訳でもなく、事態は悪化するだけだった…

>これからは何があっても平気だから

精太カの力強い一言。中々こんな事は言えないだろう…
本当に、「これから何があるかは分からない」ので言い辛いはず。

【八・1】
ここから貴重な「押川英の供述」。
ちょっと母親に同情できるような文あり。
しかし、昔の押川家はゴミ屋敷だった。
母が家事をすぐやめたから…
さらに冷蔵庫の食料品が腐りきっても、捨てなかったり食中毒になったり。

>おれは人生で後にも先にもあれほど辛い目にあったことはない

じゃあ子ができて女性の元へ行き、迅速に家からいなくなった彼の辛かった事とは…
「二日ほどで収まった食中毒」という事になる!※他の家族はもっと辛い事がある

娘が母にかわって家事をやりまくれば、全てうまくいくかも…?
だが無駄だった。
【八・2】
その後、話のついでで仕方なく話した事については

>すぐに責任をとろうって決めた
>自分の子供を大事にしないやつなんて、屑の中でも最下等の屑


兄の株が上がった!
今度は「供述」じゃなくて「父の回想」になった。

昔の父があの美人姉妹に対して思った事は
姉=残酷そう
妹=優しそう

こんな感じ(ここまでシンプルじゃないわ!)

複線。
>今だって母さんのことは誰よりも愛している

【九】

精太カが喋れるようになってから数日後。
姉妹が瓜二つで動揺し続けた精太カを完全に嫌うようになった耀子。
もう、喋れてもどうでもよかった(最初は「早く喋れるといいわね」だった)

満月の夜、季衣子と二人きり…ちょっといい雰囲気に。
精太カを信頼しているので、結構大胆発言もできた季衣子。
でも不安で「毎日明日が怖い」と言う。
季衣子の家出を止めた精太カも家出しそうになり、
でも恋したから?「二度と自分から出て行くとは言わない」と約束し、安心。
そのまま二人でゆったり眠るのだった…
ここらへんで

>父が誰かということは、あのマンションで行われていたこととも深い関連性があります
という複線ができあがった。

【一〇】
ここで「耀子の夢」。
あんな母でも昔は色々あった(姉も問題)

>正しい者が、きっと最後には救われるんだわ。それがきっと今日
期待しすぎは良くないぞぉ!

【一一・1】
翌日。
精太カと季衣子、デートみたいに出かける。
兄は出て行く。どうしよう?と思いつつ、デート先は意外にもスーパーマーケット。
外出できなかった精太カは「家事の一部始終を見たくて」スーパーに行きたくなった。
そして夕方、営業を始めた焼き鳥屋で一本ずつ食べつつ帰宅。
ほのぼの…
おい!暗くないぞw

【一一・2】
夜、家族会議スタート。
明日、結婚相手の家に行くと断言する兄。
母は認めない。堕ろせばいいような事も言う。

>本当に英の子なの?
>相手の女の子は、あまり良くない学校の子なんだし、まずそれをはっきりさせて

もういいよ!!怒

>子は親を見て育つんだから、おれにまともな判断を求める方がおかしい
母が酷かったから…皮肉かな?

【一二】
ここから「気持ち悪い描写」が入る!鬱度UP!

―私はお前を待っていた。あのときより…この日を!
※あくまでもイメージです

四文字熟語のアレを、それなりに事細かく描写する瀬戸なんとかさん!流石です。
とにかく本文には絶対勝てないので、一応伏せておきます。
これはもう、本作品をプレイした人だけが味わえる感覚?なので…

【一三】
母が娘の部屋に入り、処分前の「いじめの証拠がある教科書」発見。
さらに「精太カと季衣子が仲良く寝てる」のも目撃。
娘へのいじめが続いてるのに加え、嫌いな精太カといちゃついてる姿で怒りが頂点に。

>私の部屋に勝手に入るなんてひどい
>この家は、そもそも私とお父さんが買ったものじゃないの

娘の物は全て母の物らしい。

いじめの原因が精太カにあると(ちょっと)思ったり、
小学校でもやった「学校への抗議」を、またすると決めたり…
(その抗議がいじめの延長になったのに気づかないまま)

>季衣子を助けます
>あなたにはそんなこと頼みません!
>もう出て行って貰います


ああ、彼が出て行ってしまう…
●ねばいいのに。
このあと、本当に●…

【一四・1】
季衣子が絶望に溢れ号泣。二人ともこの家にいたくない。
二人で家出して、精太カの母の遺産を使いながら、あの借りたままのマンションで生きていこう。
…と思ったら精太カは「日野の家には行きたくない。マンションに一人で行く」だった(でも変更に)

複線かも?
>この先も酷いことだけが次々と起こる

【一四・2】

電車でマンションへ。
持ってきた鍵も合っていて、スムーズに部屋に入れた。
薄い板でふさいでた窓を開放し、夜景を見る。
暗い部屋が明るくなって良かったね…このままEND?
違った。

未回収の複線。
>前にこの光景を見たことがあるような気がする

【一四・3】

どうやって暮らしていこうか?と話し合う。
夜明けが見たくてずっと起きていたかったが、寝てしまう。
そして翌朝、強制送還(?)

【一五・1】
>家の中には私の味方はいない
>あの人達が全部悪い


まさに被害妄想。
泣きながら耀子、実家へ入る。

【一五・3】
父を起こし、精太カをここに預ける相談をする。
そこで耀子は「精ちゃんの父親は誰?」と思いついてしまう。

>誰か知らないような男の血が流れた子供
>私も知ってる人?

予想はこれだが、しかし…

そして父の正体判明!

【一五・4】
>いつかは亭主を持って家庭を作らないと幸福にはなれない
>幼い頃から●を好きだった
>父は沈黙した。その態度こそが雄弁に真実を物語っている
>こんな話聞きたくなかった


この文の詳細はプレイしたら分かる。なんてことをー!!

その後、運転中に謙治と会話。とにかく精太カ追い出せ追い出せ!
途中で話題が過去の話になり「双子の入れ替え」で姉に告白した謙治を責める。
「姉の物は何でも欲しかったから」結婚したらしい…

>もうずっとお前のことだけを心から愛しているんだ
>馬鹿馬鹿しい!


電話を切ると
「あっ、太陽…」
おわり。でもつづく。

【一六・1】
家族が揃って警察へ行くと、祖母達が疲れきっていた。
精太カはなんやかんやで押川家に留まった。

【一六・2】
数日後。
父が獣のように泣いた。

>悪い夢を見ているみたいだ
>これからどうやって生きて行けばいいのか


と言いつつ、娘に「若い母とそっくり」と、変な声を出したり顔が強ばったり。
娘は逃げられなくなり、引きつった笑みを浮かべたような?
またアレか…

【終・1】
>余命幾ばくもない
>最後の時間を孫と静かに過ごさせてやりたい

せつないね〜。

【終・2】
ここから「怖い描写」が入る!鬱度UP!!

クリア後寝て、夜明けごろ目が覚めたらまたこの光景を思い出した!
BGMと共に、しばらく怖かった…演出うまい!

あのBGM「はぁ、ぱっぱっぱっぱぷうっ!(以下ループ)」
これが流れてたとき、運悪くそばに身内がいたんだが…
身内 終 始 無 言 。後で言及もされなかったという…

おっ、本人が来た!今度こそ(!?)感想聞いてみようw
「なんだか情けない曲。」
聴き続けると危険だとも言ってたような…

筆者「クリアしたら曲聞き放題や!もちろんあの曲も!」
身内「いらんわw」

MUSICモードの意味のなさよ(笑)

以下、シリアスに戻る。

血が付いた家具、マスクを付けて横になっている季衣子…
>もう、私を許して

外でもマスクを付けている季衣子…
とぼとぼ歩き、焼き鳥を食べながら歩いた事がある道へ。
元気になったら、また二人で食べよう!

>これは終わりではなく、始まり

【終・3】

…と思いきや、二人は離れ離れに。
で、スタッフロール。
ラスト、きれいな場所で寄り添う二人のイメージ。
現実だといいのにね…

おまけ1「嫌われていく段階」
>精太カ君よ。久しぶりで、懐かしいでしょう?
>素直ね。良いことだわ
>私のことが嫌いなの?
>もう二度とそれを被らないで頂戴!
>精ちゃんはうちでは預かれないのかしら
>もう精ちゃんをうちで預かるのは無理
>なんて気持ち悪い子供なのかしら!
>気持ち悪くって堪らない
>もう置いておけない! 私が帰る前に、追い出してよっ!

おまけ2「最後に一言」
姉=●●●●のみ
妹=●●●●NG