湯布院


 湯布院名物の朝霧・・
 ここは狭霧台展望台・・。
 この霧は別府湾の湿った空気が冷え込んだ日に、大分市〜庄内町〜湯平経由で湯布院盆地に流れ込み、
 ここで冷やされ、霧になり滞留するのだそうだ・・
 そんな理屈はさておき、湯布院町全てを飲み込み、それでもまだゆっくりと流れ動く朝霧のエネルギー・・
 そのパワーと幻想の世界に私はしばし言葉を忘れ見入っていた・・



 湯布院盆地の朝霧・・
 ここは朝霧展望で有名な蛇越峠の展望台・・。
 大分は前日まで黄砂で真っ暗、今日もここに来る途中はドンヨリの曇り・・。
 今年もショボンか・・と思い展望台に上がると「やった!〜」
 仲間から喜びの歓声があがる・・。
 仲間というのは、今から湯布院の紅葉を見物に行く山仲間の事だ・・。
 熊本、福岡の仲間でここで待ち合わせをして、朝霧鑑賞のあと金鱗湖に直行だ・・。



 茶房・天井桟敷の庭・・
 この庭に立つと、龍宮城の中に入った気分になる・・
 眩しくて目を開けていられない・・
 ここはブランド旅館「亀の井別荘」の中谷健太郎さんが所有されている。
 「玉の湯」の溝口薫平さんと共に今の一大観光地湯布院を作り上げた元祖である。
 お二人ともお元気でおられます。



 金鱗湖は早朝がお勧め・・。
 温泉が流れ込んでいるため、水温が高く、冷え込んだ朝に湯気が立ちのぼる・・
 湖面全体に朝靄が立ち込めて幽玄の世界と化す・・。
 丁度、アヒルちゃんが朝の散歩中だった。
 紅葉もいいが黄葉も良い・・。
 奥に見える橋は天井桟敷に行く「一の橋」・・。ここの橋の上には必ずカメラマンがいる。
 金鱗湖から流れ出るこの川は、大分川の源流の一つである・・


 ちょっと離れて「二の橋」があり、川面ギリギリのモミジと、朝霧のコラボが美しい・・。
 黄色いもみじのシースルーが
ビューティフル・・



 ここは茶房・天井桟敷・・。
 このアングルは、山仲間のkyokoさんのオリジナルアングル「窓越しのモミジ・・」。 
 レトロ調の電気スタンドとの雰囲気が良い・・。
 いつ行っても瑞々しい花が生けてある・・。
 以前、仲間と天井桟敷でお茶タイムしながら食べたケーキ「モンユフ」、美味しかったな〜・・
 いつもBGM・グレゴリオ聖歌が流れていて、気持ちが洗われる・・。
 窓の向こうの庭で七五三の可愛い女の子が記念写真を撮っていた。



 ここは仏山寺・・。
 ここに銀杏の大木が2本並んで立っている・・。
 湯布院には「夫婦○○」と言って、子孫繁栄を願って2本並べて植える習わしがあり、
 あちこちに夫婦の大木がある。
 ここ仏山寺の銀杏も大木で、根元に小さなモミジが咲き残っていた・・。
 夫婦銀杏に守られる様に・・。



 ここは旅館・梅園の庭園・・。
 モミジの大木が数本あり、その燃えっぷりは圧倒的である・・。
 金鱗湖からちょっと離れた所で、観光客もほとんどいなく、静かで隠れたスポットである。
 木が大きいので全部下から見上げる形になり、すべてシースルーになり、息を飲む鮮やかさである。
 このモミジは天然記念物にしても良いくらいだ



 上の写真のモミジの下に潜り、垂れ下がる枝振りを撮ったもの・・。
 ここのモミジは京都の紅葉で有名なお寺から譲り受け植えたそうだ・・。
 葉っぱが小さく、真っ赤に紅葉するのが特長だそうだ。
 バックの山は倉木山・・。



 梅園の紅葉の終演・・
 この時期だけにしか味わえないペルシャ絨毯だ・・。
 何色と言ったら良いのか分からない・・。
 でも、数日でこの色は消えて無くなってしまう・・。



「佛光寺のオオイチョウ」・・。
 佛光寺は由布院駅裏にある若宮八幡社の前をちょっと行った所にある。
 とにかくデッカクテ見上げると首が痛くなる・・。
 根元に行ってみたが、説明板もなく樹高も太さも不明・・
 バックはシンボル・由布岳・・。