由布岳

 

   早朝の由布岳・・(H28.5.5撮影)
   4月の熊本地震で山頂部が大きく崩落した・・
   こうして見ると何事もなかったかの様に静かで美しい・・
   しかし、明るくなってから見えた山頂付近は大きく崩落しているのが見えた・・
   関係者の話によると
   東峰南側が大きく崩落、山頂付近は地割れ多数、転倒岩多数・・
   西峰障子戸の鎖場付近が一部崩落・・
   北側の昔からある大崩(おおがれ)は大崩落・・・・だそうである。
   今日現在もまだ結構大きな余震が続いている・・
   早く収まる事を祈りつつ、山に向ってエールを送ってきた・・
   名所、狭霧台展望台も地割れ(?)か何かでブルーシートが敷かれ封鎖中・・
   一大温泉観光地の湯布院も大きな被害を受けたが、かなり復興が進み元気を回復しつつある。
   フラフラと遊びに行く気にもなれず、ここから引き返してきた・・

   
 
  湯布院名物の朝霧・・(H28.5.12撮影)
  反対側の蛇越峠の方からは何度か見た事があるが、ここからは始めてで超ラッキー・・
  この霧は別府湾の湿った空気が冷え込んだ日に、大分市〜庄内町〜湯平経由で湯布院盆地に流れ込み、
  ここで冷やされ、霧になり滞留するのだそうだ・・
  そんな理屈はさておき、湯布院町全てを飲み込み、それでもまだゆっくりと流れ動く朝霧のエネルギー・・
  そのパワーと幻想の世界に私はしばし言葉を忘れ見入っていた・・


 
   ここは東峰山頂・・(H28.10.10撮影)   
   完全なガス嵐だ・・
   塚原方面からのガスが物凄い勢いで剣ガ峰に襲いかかる・・
   澄みきったスペクトル光線が由布岳に届いた・・
   めくるめく剣ガ峰のガスの饗宴の始まりだ・・


 
 

 

  豊後富士・由布岳、夕陽に輝く (H29.1.15撮影)
  
 私は由布岳も九重連山の仲間に入れている(私の勝手です・・苦笑)。
 と言うのは、九重に登るとどの山からも美しい由布岳が見えるからだ・・
 また、自宅の私の部屋から由布岳が見えて、朝はカーテンを開けて「お早う・・」
 夜はカーテンを閉めながら「おやすみ・・」と毎日挨拶をしているのです。
 麓に名水汲み場が沢山あり、この写真はその時に寄った狭霧台からのものである。
 H28.4月の熊本・大分地震で山頂部が大きく崩落し、数カ月間入山禁止になった。
 この時の登山道復旧に当たったのが、あのスーパーボランティアの尾畠春夫さんである。
 尾畠さんは「由布岳を愛する会(由愛会)」の代表をされており
 あの驚異的な頑張りで早期復旧に貢献された。
 それにお礼でもするかの様に、この日の由布岳はまぶしく輝いていた・・