ここはH17.1.5の星生崎下である.。
今日の狙いは下の写真の通り、盟主のピンクアーベントだった。
12月は雪が全然降らなかったが、大晦日にやっと初雪がきた。
スタッドレスタイヤを持っていない身の悲しさで
チェーン規制が取れてやっとの思いでくじゅうに来た。
しかし、夕方になるにつれ、霞がドンドン強くなり、今日はもうダメか・・と思い
帰ろうと三脚を畳みながらフッと西空を見ると、なんと山が燃え上がっているではないか・・
「ウワーッ、これはなんだ!」思わず絶句してしまった。
斑雲が出ていたのは少し前から分かっていたが、見る見るうちに真っ赤に染まってきた。
この燃え様はこの世のものでなく、不動明王の後ろで燃え広がっている阿修羅の炎だ。
美しいを通り越して恐ろしいくらいだ・・
2時間粘って諦めかけた最後の5分間の饗宴だった。
どこからともなく、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」が聞こえてきた・・(苦笑)。
そして帰路、西千里ヶ浜で何度も後を振り返り、盟主に「今日はありがとう」と
御礼を言って下山した。
これは上の阿修羅の炎と同時の盟主・久住山・・
大晦日に50pくらいの積雪があったらしいが、今日はかなり溶けていた。
しかし、盟主も空も何とも言えないピンク色に染まり、幻想的な世界が広がった。

    【ついに見せた星生の艶姿】(H23.1.17撮影)
年末から正月にかけての寒波は凄かった。
待ちに待った星生の南斜面が完全トロトロになった。
眩しいくらいのスペクトル光線を受けて、星生の女神はピンクに燃え上がる・・。
これ以上の艶姿はあるだろうか・・。
手前の肥前ガ城台地は波打つ大海原の様に揺れて流れる・・。